2009/12/13

Happy Birthday To Me〜☆

 てな訳で、オバ還生活も3年目に入りました!
もうここ迄来たら、『来るならなんぼでも来いっ』てな思いで開き直っております。

日頃離れて暮らしている息子や娘、おったんからもお祝いのメッセージを貰って、
やっぱり家族っていいな〜・・・としみじみ幸せを感じました。

長男とその彼女も一緒に昨日はランチをご馳走になり、
去年に続いてボディ&フェイスケアのクリームやソープ、入浴剤などをプレゼントしてくれました。
彼女のアドバイスで、せっせと私のお肌ケアをサポートしてくれています。
放ったらかし歴60年だから、もう遅きに失したものの、
「〜この香りいいね 12月13日は フェイスマッサージ記念日〜」やね。

先週の和太鼓の舞台。
舞台の袖で、ギリギリまでバチのリズムを口三味線で唱えながらのデビューでした。
でも一旦始まると、太鼓の響きに自分で気持ち良くなって、結構ノリノリで打てました!(自画自賛☆)
ほんま、どこまでめでたいんだ、自分・・・。
ええやん、ええやん。イナセな格好で、ほんまカッコ良かったんやから〜☆

2009/12/03

図書館デビュー

水曜日はとってもいいお天気で、お散歩がてら図書館の絵本の会に来て下さった親子は20組。
総勢41名のお客様となりました。
水曜日午前中の絵本の会は、
生後3ヶ月位の赤ちゃんから3歳児位のお子さんまでの、乳幼児が中心です。

ほかほかの柔らかい赤ちゃんから、よたよた歩く1歳児、ちゃ〜んとごあいさつ出来る2歳児、
ハイタッチをしてくる3歳児と、年齢に応じて入室のお客さんの様子もそれぞれで、微笑ましい限りです☆
私は何せ、初めてのデビューですから、始まる前はド緊張でした。
でも、手遊びの歌を一緒に歌ったり、
読んでいる絵本を食い入るように見てくれている子供達や、若いママ達の様子に
すっかりうれしくなって、こちらも熱演しちゃいました!
芸人がお客の反応で一喜一憂する話をよく聞きますが、
あんな風な感じになっちゃいます。
お客をノせて、なんぼの世界・・・。

まだまだ工夫と努力の余地ありです!
子供達やママ達の「ありがとう〜♪」の笑顔をいただいて、
私達も、「来てくれてありがとう〜♪」「聞いてくれてありがとう〜♪」って笑顔の交歓です。
又来てね〜♪ もっと楽しくなるように、頑張るからね〜☆

2009/11/28

いっちょかみ?

この言葉は大阪弁なんでしょうかね?
私ども夫婦は、お互いに相手の事を「あんたは、いっちょかみやな〜」と言い合っています。
おったんは仕事関係で、いろんな事に首を突っ込み、いっちょかみをして忙殺されています。

私はと言うと、主に遊び関係、ボランティア関係です。
12月の1週目はそのいっちょかみのお陰で、ちょっと緊張のイベントが続きます。

水曜日は図書館ボランティアとして、絵本の読み聞かせ会のデビューです。
6月から2ヶ月間毎週講習を受けて、その後勉強会などの実習に参加して、いよいよ本番を迎える訳。
キッズの英会話講師をしていたりして、子供の前に出ることは慣れていると思っていたのに、
見るとやるのじゃやっぱり違うと思うし、若いお母様方も一緒にいたはるからね〜・・・。

「絵本を読む」というのも一筋縄でいかなくて、
声色を使って演技し過ぎちゃダメ、あくまで絵とお話が主体で、
その辺りの、出過ぎてもいけないし、引っ込み過ぎても面白くないしで、微妙なさじ加減が難しそう。
読み聞かせは、夫々の読み手の本の解釈とか演出とかがあって、
同じ一冊の本でも随分と印象が違うものです。

ま、あまり気難しく考えすぎないで、昔子供達に読んで聞かせた時の事を思い出して、
自分も子供達も楽しくなればいいや・・・て開き直っている次第。

土曜日は、この春から練習している「和太鼓」の演奏に、これ又デビューですっちゃ!
中央区の区民ホールでの「ふれあいコンサート」の前座ではあるけれど、打ちますっちゃ!
どや?イナセでやんしょ?
自分でも信じられないです! 私が和太鼓を打っているなんて・・・。
なかなかカッコいいんだから〜!
師匠の太鼓の音なんか、窓ガラスがビリビリ震えています。
師匠の太鼓は、林英哲みたいな感じで迫力満点。
私は習い始めた頃は、腕も足も練習の後はヘロヘロになって、ヨタって歩いていたものです。

本番はクノイチの忍者のような出で立ちで、打つのですよん!
ちなみに長男もメンバーに入っています。
私が和太鼓を習い始めたと言ったら、僕もやりたい!と入って来たのです。
彼も確実に「いっちょかみ」の遺伝子を受け継いでいる様子。

どちらも聞いてくれるお客さんが、「聞いて上げているボランティア」にさせないよう、
楽しんでもらえるように、ガンバル!

2009/11/12

「This Is It」

昨日、マイケル追悼映画を見て来ました。
Yダンスラボ時代の仲間を誘ったら5人も集まり、ゾロゾロ、ソワソワと会場へ。
マイケルのアメリカのファンクラブのジャンバーを着込んで、
階段の踊り場ではマイケルのステップを踏みながらの文字通りマイケルオタクのYッコ・・・。
私も「Beat It」や「Thriller」などの曲では、身体がジッとしてられなくて近所迷惑だったかも・・・。

パワフルにロンドン公演に向けてリハーサルしていた様子がつぶさに見られて、
たぶん出来上がった本番を見るより私は面白かったかもしれない。
あれだけ事細かに、入念に舞台を彼自身がディレクションしていたとは知らなかった。
改めて、彼の「凄さ」を実感しました。
マイケル以前と以後のダンスシーンは明らかに変わって来ているしね。
若い子のダンスの主流になっているhiphopは、彼をオリジナルとして広がって来たと思う。

ミューズの神から使わされた、彼は天使。
やっぱり天に帰って行く運命だったのかも知れない。

2009/11/09

浮かんできました〜。

あ〜、ほんまえらいご無沙汰してしまいました・・・。
富士丸くんとのお別れで、2週間位ブルーってました。
家族や友達はそんな私を見て、笑ってました。
「よその、会った事もない犬が死んだからって、なんで泣くのん?」ってね。

ネットの人の心に入り込む力の大きさ・・・なんでしょうね。
毎日とは言わずとも、お気に入りのブログを始終見ていると、
家族並みの、いやそれ以上の親近感が湧いたり、心の内情に通じたりしてしまうものです。
ベタベタする付き合いが苦手で、結構クールな私がこんなんですから、もっとホットな人はさぞかし・・・。

で、ちょっとテンションが下がってしまって何をしても面白くない。
人生ってつまんない・・・てな感じ。
時は秋。それでなくても寂しくて孤独。
私の人生も黄昏の秋・・・。

そんなこんなで黄昏れてテンション下がりっぱなしだったので、
ここいらでちょっと一発活を入れました。
スポーツジムにまた入会です。
一週間のトライアルで受けたレッスンは、ヨガ、ハワイアン、ヒップホップ、バレエ、ノンストップダンス、
ボクササイズ、森林浴ストレッチなどなど。
合間には筋トレのマシーンやらバイク。
おかげで身体はガタガタ。ボロボロ!

でも全身血がたぎって、ハイテンションで突っ走って、
疲れてバタンキューと眠って一週間を駆け抜けました。
かきまぜて、体温を上げて、水底から浮かび上がって来たみたいです。
ま、これからはそんなハイテンションでは続かないでしょうが、
フィジカル〜フィジカル〜♪でいくつもりです!

2009/10/08

富士丸くん

今、凄いショックで泣けて来そうです。

犬の富士丸君が亡くなったそうです。
元気でピンピンしていた富士丸君が、主人の賢さんが夕方数時間出掛けて帰宅した時には亡くなっていたそうです。
独身男性の賢さんが狭いマンションで飼っていた大型犬、
コリーとハスキーのハーフの富士丸くんは
賢さんの書くペットブログでいつも一番人気を誇っていたものでした。
いつの間にか、我が犬のようにいつも富士丸くんの様子をブログで読んで癒されていたのですね。
まだ7歳の、元気盛りの富士丸くんだったのに。
突然の急死なんて・・・。
心の準備が出来ていなかった。
賢さんは、富士丸の為に山の麓に家を建てる計画中だったのに・・・。
願わくば山の麓の家で、思う存分走り回って老犬になった富士丸君とお別れしたかった・・・。

なんで、実物も見た事のない人の犬の死に、こんなに悲しくなるんだろ。
富士丸くんのブログ、見て上げて下さい。
http://fujimaru.blog16.fc2.com/

2009/10/05

今年も又・・・

シャンソン歌手クミコさんのライブに行ってきました。
伊丹の串カツ屋の女将、Kiiちゃんが今年もJR事故の足なが育英基金のチャリティライブで
クミコさんを呼んでくれました。

1年ぶりのクミコさんは、素敵なロングドレスに茶髪のウイッグで、
かなりのイメチェンで色っぽくなって登場。
ざっくばらんで、ちっとも芸能人っぽくない彼女ですが、
ちょっとメジャーなスターの風格が出て来たのかな?

でも彼女の歌の世界は圧倒的で、聞く人をグイグイ引き込んで魅入られてしまいます。
こんなに100%、その世界に浸らせてしまう彼女。
凄いと感動するばかりです。
どちらかと言うとシニカルで、素直にドップリと一つの世界に浸らない私なんですが、
クミコさんの歌う世界には、見る見るうちに、スッポリとはまり込んでしまうのです。
お手上げ〜☆参りましたクミコさん!

今年55歳になったとか。少女のようでもあり、あまり年齢を感じさせない人。
人生の澱は歌に昇華させてしまったのだろうか?
素のクミコさんは、どんな人なのだろう?
ま、歌う人としてのクミコさんで、私はもう充分なんだけど・・・。

2009/09/28

なんだかんだ言って・・

もうすぐ10月。
あいたっ!
開いた、じゃなくて、あ痛っ!
ほんまに・・・。
どないしてくれる?
地球は早く廻り過ぎている。
もうろくして、喰っちゃ寝、喰っちゃ寝している間に・・・。

2009/09/07

いろんなものにはまっています

義母を置いて遠方に旅行出来ない分、
日替わりで近場で楽しめるものをいろいろかじって、はまっています。(ドボン;ドボン;)

民踊もそうですが、春から和太鼓演奏の練習を始め、
夏には図書ボランティアの絵本の読み聞かせの講習も受けました〜。
そう、仕事の合間を縫って、手当たり次第です!

この辺りは河内音頭が盛んで、音頭取りさんを招いて生演奏をしている櫓は、
殆ど河内音頭ばかりを踊っています。
河内音頭の踊りも何種類かあるので、それらをとっかえひっかえ踊ってます。
でも人気があるのはやっぱり各地の民謡を沢山演奏してくれる櫓みたいですね。
河内音頭の他に江州音頭、花笠音頭、炭坑節、火の国太鼓、ドンパン節、祝い酒、住吉音頭などなど。
ちびっ子向けにアラレちゃん音頭とかね。
私はまだ10曲位しか覚えてないけれど、皆さん60曲ぐらいレパートリーお持ちみたいです☆
阿波踊りは正式に習ってないけれど、見よう見まねなら踊れそうです。
ひたはん、今度教えてちょっ!

2009/08/29

ご無沙汰です〜!

今朝、ニュージーランドのホリーさんから電話をいただきました。
元気なの?って。

掲示板のブログ、3週間も書いてないので心配かけたみたいです・・・。
皆様にもご心配かけていたのでしたら、ごめんなさい。m(__)m
ちょっとパソコンの調子も悪く、
フリーズがしばしば起きるのでめんどくさくなって触らなくなったのもあるし、
時は盆踊りシーズン、夜な夜な盆踊りの公園や校庭を徘徊していたのもあるかもしれません。

大阪の住吉区は盆踊りが盛んなのでしょうか?
民踊の先生にいただいたスケジュール表を見ても、夏休みの間に14カ所でやっています。
それぞれ2日間づつなので、延べ約1ヶ月間毎晩のようにあちこちで盆踊りが繰り広げられている訳です!

私は6カ所ほど巡っただけで、ほんにおとなしいものです。
民踊の先輩方は、殆ど全部に参加されているみたいです☆☆
私はお義母はんのお風呂タイムには帰るようにしているので、シンデレラタイムは9時半か10時迄ですが、
皆さんお開きの11時頃迄踊り続けておられます☆☆
いやマイッタ!マイッタ!
先輩方ですからお年もそこそこです。
凄いエネルギーやな〜と感心します。
そしてお開き迄踊ると、豆絞りの手ぬぐいやら、タオルやら、
ビールやらティッシュの箱やらを記念品にいただけるらしいのですが、
いつも途中で帰る私の為に、余分に貰って届けて下さったりして・・・!

私は本当はお開き迄踊っているのがしんどくて、
お義母はんのお風呂タイムがこれ幸いと途中棄権しているのにな〜!
各人、各チームのそれぞれ個性ある踊りを見せて貰って、とても参考になりました。
そろいの浴衣姿のチーム、手甲脚絆地下足袋姿のいなせなチームとユニフォームもいろとりどり。
今年は若葉マークで踊らせてもらいましたが、来年はもうちょっと頑張るかも〜☆

2009/08/03

盆踊り・・・の練習

地元のお地蔵さんのある集会所の広場で、今週末に盆踊りがあります。
で、広く参加者を募る目的もあってか、踊りを長くやってらっしゃる83歳の方が先生になって、
当日掛かる踊りの講習会がありました。
私はこの春から民踊を始めたばかりで、私の先生からその先生のカッコイイ踊りぶりを伺っていたので、
夏風邪を引いて病み上がりで足がふらつく中を、講習に参加しました。

1時から4時迄、3時間みっちり83歳のおばあちゃんから習いました。
時々休憩が入った時は、すぐさまイスに座り込んだ私でしたが、その方はシャキ〜ンと立ってらした!
大きな声で、「一つ二つ三つの四つ〜♪」と掛け声を掛けながら、「右、左、手は山開き〜チョチョンがチョン♪」
声は張り通し、踊り通し、テープの掛け外し・・・すべてやり通し!
一応習っていた踊りばかりだったので割合スムーズに動けましたが、
ちょっとした動きのコツやら、踊りのメリハリなどとても参考になりました。
盆踊りなどはうまい下手よりも、その人が楽しんで踊っているかどうかだと思うのですが、
でも、日本舞踊を踊っておられる先生の動きは、やっぱり魅力的でした。
幾つになっても、踊りで鍛えてられる方はさすがでした。

何度も言うようですが、ジャズダンスをしていた私はオバン臭い民踊のグループには近寄らないようにしていたのに
ドンドン深みにはまっていくみたいです。
というか、地域の人達の活動に組み込まれて行っているというか・・・。
皆さんボランティアで教えて下さっているので、ついつい盆踊りの輪にも枯れ木も山のにぎわい的にお邪魔して、
少しでもご恩返しせな・・・なんて思いでいるのです。
これはこれで結構楽しいかな〜って感じです。
(マイケルのスリラーをビデオで一緒に踊るのはもっとエキサイティングだけどね・・・!)

2009/07/21

盆踊り

小さい頃、夏休みに出掛けた先で盆踊りがあると、輪の中に入って勝手に踊っていたらしい。
三つ子の魂百迄と、相変わらず踊りは何でも好きだけど、正式に盆踊りの振り付けを習ったことがなかったような・・・。
民踊というと、ジャズダンスをしている人間から見るとどうしても婆臭い(失礼!)感じがして、
なるたけ近寄らないようにしていたけれど、とうとう捕まっちゃった。
(オーバー還暦、いわゆるオバカンなれば、正真正銘「婆」で、臭いどころじゃないか・・・)

で、地元の民踊のグループのリーダーにこの4月から習って約4ヶ月。
レパートリーも10曲を超えるぐらいになり、この土曜日18日に盆踊りデビューしました!
地元の小学校の盆踊りは河内音頭の音頭取りさんと三味線、太鼓の生演奏なので、
流れる曲も河内音頭一色。
手踊りと豆かち(手を叩く振り)と手流しの3種類の振り付けで、河内音頭を踊りまくりました。
もう一つ、河内音頭にはロックバージョンの振り付けがあるので、これからそれも仕入れたいな・・・と。
これは、若い子達独特の振り付けで、走り回り〜の動き回り〜の、の激しい踊りらしい。

私は、盆踊りの前にジュースやビールの販売ボランティアをして2時間半立ちっぱなし。
その後1時間踊りっぱなしで、もう足が棒になってしまい、9時には退散させてもらったけれど、
踊り連の年配の人達は、10時のお開き迄踊りまくって頑張ったそうな。

これからの盆踊りシーズン、彼女達は連日櫓のはしごをして、踊りまくるんだって!
婆臭いなんて言って、ごめんやで〜☆ ほんま、パワフルなお姉様方ですっ☆

2009/07/20

それからの村上さん

図書館の村上さんの棚を見ると、あるわあるわ、龍さんと二分するかのように幾多の本。
こんなにあったんだ・・・と、今更ながら、知らなかったことに対するかすかな後悔。
ま、本も出会い、縁のものですから・・・。
時節柄、春樹さんの本はかなり貸し出されている模様。
小説にはまだ手を出さず、やっぱりエッセイ集に。

村上朝日堂関連の「はいほ〜!」と「うずまき猫のみつけかた」。
年代別にいろいろ読み重ねていくうちに、初期のものより欧米諸国を移り住み、各地を放浪し、
経験を積んできた1990年代辺りからのものが、私には面白く感じます。
春樹さんはねじまき時計とか、ねじまき鳥のように、ねじ巻きが好きらしい。
それと、井戸。
異界の世界の出入り口かのように、井戸をよく使う。

今「アンダーグラウンド」を読んでいます。
地下鉄サリン事件の2年後、後遺症で職場から退職を余儀なくされた方の奥様の投書を偶然読んだ春樹さんが、
事件と退職との二重の被害を許す社会への違和感から、被害者のその後をインタビューしてまとめた本です。
総勢60名の思いの丈を出来るだけ忠実に再現されたこの本は、2段構え727ページ、厚さ5センチの
かなりのボリュームですが、一人一人の被害者の語る言葉は、それぞれに状況も違えば性格も違い、
仕事も環境もそれぞれの生活も違うので、飽きることのない重層的な味わいをもたらしています。
けれど、軽重はあるにせよ被害者皆一様に、精神的身体的後遺症を抱えていることは、
その事件の怖さを改めて思い起こさせます。

2009/07/06

「NINAGAWA十二夜」

5日日曜日、大阪松竹座にて「NINAGAWA十二夜」の初日を見て来ました。
蜷川さんと聞いたら、きっと何かあっと言わせる仕掛けがあるやろな〜という期待感が湧いて来ます。
以前見た平幹二朗主演の「王女メディア」も斬新な演出で今でも印象に残っていますから・・・。
それも歌舞伎でシェイクスピアをやるというのも、好奇心がくすぐられます。
そして主演が菊五郎・菊之助という、きれい系親子ですから・・・。
それもシェイクスピアの本場、ロンドンでの公演で成功をおさめた凱旋公演というのですから・・・。

 幕が引き開けられた時から観客席はざわめきました。
上手に座っていたのでそのざわめきの訳は幕が半分位引かれた時に納得しました。
舞台は全面鏡で、観客の姿が全部映り込んでいたのです。
舞台美術の絢爛豪華さは息をのむばかりです。
舞台上で合わせ鏡が置かれているのか、永遠の奥行き感が演出されていました。
菊五郎はんはもちろん美しく、双子の兄妹の二役を演じるのですが、
男が女形になって女役をするんだけどその女役が男装するという設定なので、ねじれにねじれた役どころ。
なかなかに複雑な役を見事に演じ分けていました。
踊りがとても素敵です!

出色は亀二郎はん!
話を複雑に絡めてしまう張本人の腰元を、思い切った動きやおどけた表情で舞台を活気づけ、
芸達者ぶりを見せてくれていました。
この頃はテレビのクイズ番組などで博学ぶりを披露していますが、決して美形ではないけれど、
なかなか存在感のある役者さんです。これからが楽しみですね。
翫雀はんもコミックな役どころにぴったりのイキイキした印象で、とってもキュートでした!
こんな翫雀はん、好きです。

ロンドンの劇場へ、言わば道場破りに行った一行の結束感みたいなものが感じられる熱い舞台でした。
「十二夜」はロマンティックコメディーで、ドタバタ喜劇風ですが、
シェイクスピアのシリアスなドラマを、歌舞伎の重厚な、そして美しい様式美でメリメリと演じたら
どんなんかな〜とまたまた期待が膨らむのでした。

2009/07/02

その後の村上さん

エッセイ集やらブログ集やら、春樹さんにどっぷりはまっています。
「スメルジャコフ対織田信長家臣団」とか「村上ラヂオ」とか・・・。
こんなに面白い作家だってもっと以前に感じていたなら、彼の作品にももう少し根気強く対応できていたかも・・・。
村上トレーニングは成功してるってことかな?
あと、「辺境・近境」という旅行記も待っている。
それからぼちぼち、小説も一冊づつ攻めて行こうかなって・・・。

一時代前の小説家といえば、着流し姿の芥川龍之介や太宰治、川端康成といった破滅的な雰囲気を備えた
繊細な神経の持ち主をイメージするし、
英国製のツィードの背広に蝶ネクタイのハイカラな夏目漱石も、うつの濃度が濃いですね・・・。
ふつうの温厚なヒトは小説家になどなれないって、感じ。

ところが春樹さんは、健康でスポーツマンでごくふつうの市民感覚の持ち主であるような気がします。
アメリカかぶれのところも、戦後生まれらしく違和感ないし・・・。
ほんま、春樹さんは同窓会で久しぶりに会った男の子ですね。
どんどん興味が湧いて来ました!

2009/06/16

村上さん

龍さんでなくて、エイコさんでもなく、春樹さんのことです。
今、すごいですね。7年ぶりの新刊。
なんであんなに売れるんでしょ?そんなに皆さん、春樹さんのファンなんですか?
私、ちっとも春樹さんの小説、わからなくて・・・。
唯一面白かったのは「ノルウエーの森」。あとはかろうじて「海辺のカフカ」かな?

「風の歌を聴け」「羊をめぐる冒険」とか、タイトルに踊らされて「ダンス、ダンス、ダンス」などなど
読み始めたけれども、途中挫折して放棄してしまいました。
訳わからへんもん・・・。
小説の好き嫌いは自由だから、どうでもいいはずなんだけど、新刊が100万部突破☆なんて大騒ぎになってると、
めっちゃ、疎外感あるんですけど?
みんな、ほんまに彼の話に付いて行けてるのん?

あんまり疎外感で寂しくなって、彼の小説を読むにはトレーニングがいると思い、
図書館でむっかし〜の「週刊朝日」でのエッセイをまとめた「村上朝日堂の逆襲」(1986年)と、
続編「村上朝日堂はいかにして鍛えられたか』(1997年)を見付けて借りました。
これらはエッセイなので、彼の身近に起きた話やら意見やらが徒然に書き貯められているのですが、
これは、めっちゃ面白いです。
で、彼独特の視線なんかを感じて、あ〜さすが!なんて思ってます。
年代的にもよく似ているので、とても親近感があります。関西だし。違和感がありません。
個人的には、凄く好きな小説家だと思います。

トレーニングを終えて、ほとぼりが冷めた頃、ゆっくり「1Q84」を読んでみようと思います!

2009/06/14

鼓づくし

4月から月に2回、土曜日に和太鼓の稽古をしています。
最初の頃は緊張して力が入り過ぎ、腕や全身がだるくてその後の食事も進まない位、疲労困憊しました。
3月目になると、やたら力を入れるだけが能じゃないとわかって来たのですが、
脱力したら、今度はリズムがもつれて来ました。
ビギナーズラックなのか、初めて打った時はうまく行ってほめられ、気を良くしたものですが、
昨日は、何だか壁を感じて来ました。
成長曲線は、素直に右肩上がりで進んではくれませんね・・・。

 そして、5月から月に一回日曜日、「能楽の誘い」という講座に参加しています。
講師は観世流の波多野晋氏で、先月は能の歴史や概論、能面等の講義を聴きました。
今月、今日は「大鼓」と「小鼓」の講義と実習で、大倉流の囃子方の先生方が実演して、教えて下さいました。
大鼓の「カーン」と固くて高い音が空間を切り裂いたかと思うと、
小鼓の「ポーン」と柔らかい音が辺りを包み込む・・・といった絶妙のハーモニー☆

実際に手に取って、打ってみました。
大鼓は馬の皮で張られ、胴はサクラの木をくりぬいて漆蒔絵が施されて、なかなかに美しい工芸品です。
大鼓を左手で左膝に乗せ、右手を大きく右横に開いて一気に戻して、「カーン」!
小鼓は若い牛の皮が張られ、皮の上にも丸く漆模様が塗られて、小粋な感じです。
小鼓を左手で右肩に乗せ、右手を脱力して下に落とし一気に戻して、「ポーン」!
掛け声が又、いいんです。
「ん」「よ〜ぉ」「ん」「ほ〜ぉ」「ん」「いよ〜ぉ〜」・・・と緊迫した間合いで
大鼓と小鼓が掛け合って行くうちに、物語は絶頂を迎えて行きます。

先生方の黒紋付に袴姿は、ピリッとして端正で、日本人男性カッコいい〜☆
私は民踊も始めて、このところ、めちゃめちゃ「和」!
先祖返りでしょうか?
結局、昨日、今日と三つの鼓に相対してきたという訳です。
おったんの腹鼓も、結構いい音が出ています〜☆

2009/06/07

大津能楽堂にて

5年ぶりに、三井寺の傍の伝統芸能会館の能楽堂を訪ねました。
レイさんのダンス公演「言舞」の舞台です。

 今回は「河童と若旦那」の狂言廻しが物語を案内する中、
レイさんのダンスと秦理絵さんのオイリュトミーの舞いのコラボが繰り広げられていきました。
ドイツのシュタイナー学園の正式のオイリュトミストとして活躍されている秦さんの舞いに
とても興味を持って臨みましたが、踊りの根は、みんな同じだと言う思いを強くしました。
各々の出身の踊りのジャンルで、ジャズダンスとか、コンテンポラリーとかオイリュトミーとかの
名前はつけられていても、踊り手の思いを体で表現する・・・といった根本の根は、みんな同じだと。


レイさんの踊りのテーマは、いつも天と地をつなぐ舞いです。
悠久の宇宙と、地に儚い命を紡ぐ生あるものたちとの関わりが、笙や芋(う)の雅楽や土笛の音楽にのって、
不思議な音空間、温かい唄空間が醸される中で、舞われていきました。
限りある生を、素直に受け止めて行けばいい・・・と、大いなるものに優しく包まれた気分がいたしました。

 それにしても、レイさん、公演の度に新たなジャンルの方々のコラボを通して、ますます進化しています。
そして、そのパワーに巻き込まれた方々が自らの才能を開花して、
又新たな自分を再発見されているのを垣間みて、レイさんは竜か竜巻か?などと思いを巡らせています。
そういう私も5年前、この能楽堂で心打ち震える踊りの経験をさせてもらった一員でした・・・。

2009/05/23

どないやのん?

長男の彼女が実家の札幌から大阪に移って来た頃、
大阪は危ないところだから・・・って随分実家で心配されたらしい。

去年の12月頃から、ちょうど梅田でのひき逃げ引きずり事件、
ネットカフェ放火事件、タクシー運転手強殺事件と全国紙をにぎわす事件が
大阪府下で連続して起きている。
そして極めつけが新型インフルエンザ。
もう、関西は日本列島の「穢れ」みたいな扱われ方・・・。

仕事も学校の休校に準じて今週中休講・・・。
出来るだけ出歩かないようにはしてるけど、もう、こんなの1週間が限度やわ。
ウイルス対応のマスクは、たまたま薬屋さんに入荷した時に出くわして3パック買ったけど。
1パック3枚入りで450円。たかっ!
使い捨てしなきゃっていうけど、お日様に干して再使用してます。
マスクなんて気休めらしいけど、気休めでいいんです。

アメリカではマスク姿は強盗に入る時のファッションらしくて、
余程の咳でもない限りマスク着用は抵抗があるんだとか・・・。
ってことは、マスク姿が抵抗ないのは安全な国って証拠やね!
こんなとこで自慢してもしょうがないか・・・。

人類が地球上で繁栄しすぎている為の、天の自動コントロールが働いているなんていう声も。
すいません、ヒトは傲慢過ぎました。
ウイルスさんの生きる権利もあるんですが、やっぱり天敵に対しては正当防衛させて貰います・・・。

2009/05/11

江戸小紋展

 私は以前、日○和装という協会で着物の着付けを習いました。
お茶や生け花をしていた母が亡くなって、沢山の着物を遺してくれていたので、
これらの着物をタンスの肥やしにしておくだけではあまりに着物が無念だろう・・・
との思いからでした。
日○和装からは、卒業してからもいろいろなイベントのお誘いがDMで送られて来ます。

 先週の土曜日、「粋に楽しむ江戸小紋」と銘打った展示会に参加して来ました。
江戸小紋は、江戸時代の武士の裃の柄の模様を染めた着物のことです。
遠目に見ると無地に見え、近寄ると細かい柄が一面に染められている、
いかにも武士の地味を旨とする中に、精緻な模様で粋さが込められた、格の高い着物です。

 江戸小紋についてのうんちくは、15歳の時から京都の染物屋さんに丁稚奉公して、
染物職人この道60年とおっしゃる加藤氏。
江戸小紋は、型紙と染めとの合作でやっと仕上がります。
江戸小紋の「卍崩し」を画期的な技法で型紙を開発し、後に人間国宝になられた中村勇二郎氏との出会いの話等、
型紙職人と染め職人の心温まる交流などもお聞きしました。
「卍崩し」の柄は、テレビの「篤姫」が着物の半襟に着けていた柄で、魔除けの意味があるとか。
卍崩しは、型を切り抜いて行くうちにバラバラになってしまって型紙では作れない柄だったそうです。

 もう現代では型紙の職人も少なくなり、現存している型紙でいつ迄染めることが出来るかという、
ギリギリのところまで来ているそうです。
中村氏の型紙を見せて貰いましたが、気の遠くなる程の細かさ、100円玉に999個のドットを切り込む程の
精緻の極みを行くものでした。
和紙にそんな小さな模様を切り抜くノミなどなく、地金から鋼に焼き通して作った全部氏の手作りのノミだそうです。
何でも便利で合理的になった現代では、そんな遠回りをして寓直な迄に一つの道に邁進し続ける職人の姿など、
私にはとても想像出来ない世界です!

 そんな話を伺っていると、ほんま着物ってなんという世界なんだろうって思います。
血と汗と涙の結晶ですね・・・。

江戸小紋のいろいろな模様も教えてもらいました。
各藩によって決まった柄が、裃に着用されていたのですね。
将軍家はお召し十字といって、小さなドットと十文字が連続している柄。
紀州家は鮫小紋。これはお義母はんが持っていて、私もたまに借りて着たりします。
加賀百万石は、菊菱。菊の花を菱形にデザイン化したもの。
鍋島藩は胡麻柄といって、胡麻の花の断面図と胡麻を丸く散らしたようなデザインの組み合わせ・・・。
と言ったように、皆それぞれ細かい柄の愛らしい洗練されたデザインのパターンが連続していて、
遠目には無地の地味な色合いです。

 地味と言えば、こんなお話も伺いました。
派手とは、元々「葉出」と書いて、人の目に入りやすい葉や花が出るという意味だそうです。
反して地味とは、根っこが土の中で木を支えている姿で、なかなか含蓄ある言葉だと思いましたね。
図柄の名前も、和の色彩の名前と同様、なんと機智に富んだ、イメージを触発される言葉かと楽しくなりました。

 こと程左様にふかいふか〜い伝統の力と、洗練されたモダンなパターンとを併せ持つ江戸小紋。
私はそんな素晴らしい人間国宝の芸術品を手に入れて、自分の身に着ける・・・などという大それた望みは更々なく、
見せて貰うだけで充分の感動をいただきました。
主催者にしてみれば、お買い上げの期待はさぞかし大きいものでありましたでしょうが、
枯れ木も山のにぎわいということで、ご勘弁を・・・。