2008/08/22

おばさんコーチ

北島選手と平井コーチの師弟愛はもちろんのことだが、
今回のオリンピックで私が印象的だったのは、
松山選手とおばさんコーチ(61歳)やシンクロチームの金子コーチ(64歳)。
長期にわたる限界ギリギリの過酷な選手の練習の指導の上に、
熾烈な闘いの現場での選手の心身の管理と鼓舞。
60過ぎたおばさんが、すごいっ!
いや、おばさんなんかじゃやない、コーチなんだ!
彼女達の頑張りが、何だか熱い。
ええ年のおばさんだからと気持ちが引いて来ている私を、叱ってくれている。

2008/08/13

1994年と2008年のチャン・イーモア

英会話のクラスで北京オリンピックの話題になりました。
開会式のチャン・イーモアの演出に感動したこと等を話していると、
J先生が彼の作品に好いのがあると貸してくれたDVD「活きる」(1994年)。

1940年代の共産革命以前の中国。
博打に明け暮れる資産家の放蕩息子・福貴(フークイ)が、
博打の借金に家屋敷を奪われ、一文無しになって趣味の影絵芝居で何とか喰いつないで行く所から話は始まる。
コン・リー扮する若い奥さんは、愛想尽かして娘を連れて実家に帰ってしまう。
若い時のいしだあゆみに似て、コン・リーが美しい・・・。
国民党と共産党との戦火をかいくぐって、やっとの思いで戦場から戻って福貴は妻の元に帰って来る。
40年代後半は共産革命が起こり、資産家階級は糾弾される時代になった。
借金の形に福貴の家屋敷を奪った男は、資産家として捕まえられ死刑に処せられる。
何が幸いするかわからない世相。
夫婦仲良く、家族仲良く、貧乏だけれど無産階級が一番安心!といった時代。
台湾を解放決戦する為に、鍋釜まで供出して鉄砲玉を鋳鉄する町民達。
米国や英国に追いつき、追い越すぞ〜!と血気盛ん。
鋳鉄現場で一人息子を事故で失う・・・。

60年代は文化大革命が起こり、尊敬されていた町長や地位のある区長に逆風が吹き荒れる。
やっぱり、福貴の無産階級の労働者が一番安心!
みんな国民服を着て帽子を被って。
愛娘が出産の時、産科医は反革命分子として、町内引き回しの刑の為に不在で・・・。
出産事故で又もや福貴と妻は家族を失う不幸に。
それでも、片寄せ合って仲良く残った福貴夫婦と、娘の夫と孫とのささやかな暮らし・・・。

共産革命や文化大革命と40年代から60年代の中国は、色々なことがあったんだ。
今、2008年。
北京オリンピックの開催を見て、様々な中国を経て来た福貴家族はどこにいて、どんなことを思っているのだろ?

2008/08/05

セミ

おったんが表紙に載せているセミは、大阪市内ではないことは確かだ。
アブラゼミは、市内ではもう見かけなくなってしまった。
大阪府の北の郊外・池田市で育ったが、その辺りはアブラゼミが大半で、たまにニィニィゼミ、チィチィゼミ。
クマゼミ(ジャンコ)を捕まえることが出来たら、大喜びだった思い出がある。
大きな身体に野太い鳴き声、透き通った緑がかった羽根が立派で、
クマゼミとアブラゼミは、オニヤンマと赤とんぼ、トノサマガエルと雨蛙、アゲハチョウとモンシロチョウと言う様な
王様と家来の様な位が子供心に位置つけられていた。

今住んでいる大阪市内はクマゼミしかいない。
クマゼミは排ガスに強いとか、温暖化に強いとか言われて、
いつのまにかアブラゼミは姿を消してしまった。
王様ばかりの世界は、何だか面白くないな〜。