2009/07/06

「NINAGAWA十二夜」

5日日曜日、大阪松竹座にて「NINAGAWA十二夜」の初日を見て来ました。
蜷川さんと聞いたら、きっと何かあっと言わせる仕掛けがあるやろな〜という期待感が湧いて来ます。
以前見た平幹二朗主演の「王女メディア」も斬新な演出で今でも印象に残っていますから・・・。
それも歌舞伎でシェイクスピアをやるというのも、好奇心がくすぐられます。
そして主演が菊五郎・菊之助という、きれい系親子ですから・・・。
それもシェイクスピアの本場、ロンドンでの公演で成功をおさめた凱旋公演というのですから・・・。

 幕が引き開けられた時から観客席はざわめきました。
上手に座っていたのでそのざわめきの訳は幕が半分位引かれた時に納得しました。
舞台は全面鏡で、観客の姿が全部映り込んでいたのです。
舞台美術の絢爛豪華さは息をのむばかりです。
舞台上で合わせ鏡が置かれているのか、永遠の奥行き感が演出されていました。
菊五郎はんはもちろん美しく、双子の兄妹の二役を演じるのですが、
男が女形になって女役をするんだけどその女役が男装するという設定なので、ねじれにねじれた役どころ。
なかなかに複雑な役を見事に演じ分けていました。
踊りがとても素敵です!

出色は亀二郎はん!
話を複雑に絡めてしまう張本人の腰元を、思い切った動きやおどけた表情で舞台を活気づけ、
芸達者ぶりを見せてくれていました。
この頃はテレビのクイズ番組などで博学ぶりを披露していますが、決して美形ではないけれど、
なかなか存在感のある役者さんです。これからが楽しみですね。
翫雀はんもコミックな役どころにぴったりのイキイキした印象で、とってもキュートでした!
こんな翫雀はん、好きです。

ロンドンの劇場へ、言わば道場破りに行った一行の結束感みたいなものが感じられる熱い舞台でした。
「十二夜」はロマンティックコメディーで、ドタバタ喜劇風ですが、
シェイクスピアのシリアスなドラマを、歌舞伎の重厚な、そして美しい様式美でメリメリと演じたら
どんなんかな〜とまたまた期待が膨らむのでした。

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