2007/01/29

論理と情緒

「国家の品格」を読んで面白いな、と思った。
国学者や歴史学者が書いたのじゃなくて、数学者が書いたから。
何よりも論理に沿って理論を進めて行く人が、人間は論理だけでは理解できない!とおっしゃってる。
普段、論理を突き詰めて考えている人だから、なおさら人間は論理じゃなく情緒だと実感されているのだろう。
天才的な数学者は情緒的な、文化的な環境から生まれているとも。
そして、日本人の特異な情緒、文化をもっと自信を持ち、誇りを持とうとも・・。

経済至上主義が吹き荒れる中、グローバリズムに席巻される現代において、
数学者らしからぬ、いや、欧米の大学で教鞭をとってきた数学者だからこそか、
とっても情緒的に、しかし歴史的に現代の経済至上主義、グローバリズムに反論されている。
日本は武士道の持つ品格でアジアで唯一植民地にされなかった国とおっしゃっているけれど、
今じゃ、文化的政治的経済的にもすっかりアメリカの植民地然としているな〜・・・。
アメリカの様に経済格差が進んで、一億総中流と言っていた幸せな時代も過ぎ去ろうとしているし、
どうやって、日本の特異性情緒を胸を張って押し進めて行けばいいというのだろう?

自然に畏敬の念を持つ日本人の情緒は、俳句や和歌に表れているとか。
そう言えば、老若男女、国民のかなりの人が俳句や和歌をも含めて詩人であるのは驚くことらしい。
日本人の情緒や特異性・・・。
このままでええねんやん!と何か自信が湧き出て来そうな本だった☆

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