えらい固そうなタイトルですが、下手な舞台を見るより、めっちゃ面白いシンポジウムでした。
先日、淀川水系の国土交通省近畿地方整備局の河川整備計画案を巡り、大阪、京都、滋賀、三重の4府県知事が大戸川ダム計画の反対表明をしました。
国が40年前から進めて来たダム計画を、地元の知事が共同で反対したのです。
お上の決めた計画を地方の知事たちが反旗をひるがえしたのです。
シンポジウムでは、世界の水問題に取り組んでおられる元建設省河川局長・尾田栄章の講演と、
国土交通省近畿地方整備局河川部長による淀川水系河川整備計画案の説明がありました。
そのあと、パネル討論として、橋下大阪府知事、山田京都府知事、嘉田滋賀県知事、
五十嵐敬喜法政大学教授、竹村公太郎リバーフロント整備センター理事長らパネリストを迎えての討論でした。
今をときめく橋下知事や嘉田知事が参加と聞いて、ミーハーな私は即新聞社に申し込んで参加したのですが、
期待以上のほんま、エキサイティングなワクワクするパネル討論でした。
地域のことは地域で決める・・・そんな熱い思いが伝わる3時間半のシンポジウムでした。
河川の専門家が熟慮して計画した河川整備計画案だけれども、今、地域の様々な要因を考慮していけば、
ダム計画は優先順位から外れて、河川の流域整備で補っていけるだろう・・という各知事の考えでした。
国の言いなりになって巨額の割当金を拠出する方法に「ノー」と言えるんだと言う、画期的な表明なのです。
何が正しいのかわからない、自然が相手なのだからどこでどんな洪水が起こるとも知れない。
しかし、今このダムを造るという優先順位は、おかしい・・・。
3知事の意見表明は人の命を掛けた悲壮な決意ともとれた。
それぞれの知事の個性がさまざまで、絶妙の取り合わせが面白かった。
こんな舞台のキャスティング、誰が考えられるだろう?三谷さんも真っ青だわ。
嘉田知事の、一人でも洪水で命を落とす人が出たら、私は知事を辞めます!という言葉は、
美しく柔らかな人当たりで思慮深い女性知事の、なみなみならぬ決意を感じました。
橋下知事のやんちゃ坊主そのまんまの勢いは、若さの特権。
けんか相手が強ければ強いほど、突き進んでいく率直さに、何かが変わる・・・という希望が見えてきました。
山田知事は任期も6年目で、着実に、ソツなく改革を進めていくという堅実さが頼もしく、
それぞれの知事がスクラムを組んで、どんな近畿圏が生まれるか楽しみというか、希望というか・・・。
最後に竹村公太郎氏曰く、
ライバル(rival)と言うのはリバー(river)が語源です。
川の対岸が強くなれば、此岸に洪水が出る。上流が強くなれば、下流に出る。
水はそれほど厄介なものです。弱いところに水は出るのです。
川の流域の人たちが仲良く出来るかどうか、これからが見ものですな・・・。
水を巡って、新しい時代が築けるかどうか、これは平成維新だ!なんちゃってました。

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