2006/09/06

大連つれづれ4

私達が大連に行くのは8月18日の予定でした。
次男は、その数日前から小泉さんの靖国参拝のすぐ後だから、
反日感情が渦巻いていて騒ぎに巻き込まれるんじゃないか?と心配していました。
石を投げられるとか、果てはガソリン放火とか!
ま、去年はえらい騒ぎでしたから、そう言う事も・・・?あり得ない話ではありません。

大連に着いた時は、現地の通訳ガイドさんがにこやかに出迎えてくれました。
福岡の日本語専門学校で勉強したとかで、上手に丁寧語や尊敬語も話されて、
麗さんという、好感度抜群の美人でスタイルのいい方でした。



朝の広場で太極拳を寄せて貰った時は、隣で舞っていた70歳ぐらいのおばさんが話しかけてくれました。
中国語なのでわからず、覚えたばかりの「我是日本人(ウォーシーリーペンレン)」と言うと、
そうかそうか,とうなづいたような反応をした後、
なんちゃらかんちゃら「あいうえお、かきくけこ、さしすせそ・・・」としゃべり出しました。

そうでしたか・・・。満州時代、日本語教育がなされていたのですね。
「たちつてと」の辺りからは少し怪しくなっていましたが、
まぎれも無く60年以上その日本語の言葉を反復して、忘れないでいて貰っていたのだと感動致しました。

そんな訳で取り立てて反日感情を受けるでも無く、むしろ中日友好といった感じでした。
3日目の晩、例の下痢ピーで、皇帝饗宴のごちそうを辞退して一人ホテルに横になっておりました。
テレビをつけると、日本のNHKプレミアムという海外向けの番組、CNN、
そして中国の番組が二つほどあったでしょうか。
アメリカ映画の中国語字幕のものと、ニュースを放映していました。

そのニュースは小泉首相の靖国参拝の映像でした。
どうも、特番のドキュメントのような作りで、日本人の私でさえ知らない、
靖国神社の内部の神事のような催しが詳しく映し出されていました。
神官の白い衣冠束帯の列が静々と歩く姿を見ていると、
日本って神道の国だったんだ・・・と奇妙な違和感がこみ上げて来ました。
お正月や結婚式、七五三、生後三十日のお参りなど、
時々の行事に衣冠束帯の神官の方の祭り事をそばで日常的に見てはいても、
靖国の神事を切り取ってクローズアップされたものを見ると、
「神国ニッポン!」がものすごく色濃く映し出されているのです。
そのドキュメントはちっともファナティックなものでもなく、むしろ静かに映し出されていたのですが、
私達にとって何の違和感も無い、土俗的な日常的な神社が、
護国大日本帝国の神社の側面を見てしまいました。
中国や韓国からみた日本は、そんな国なのでしょうか?すが

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